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サンローラン香水の中期の傑作として知られる本作は、1988年に発売された、これもライト・フゼアの秀作「ジャズ」のニュー・ヴァージョンで、ストラス・スプレーのハイエッジな爽快感とラストの暖かみが絶妙に溶け合った、シプレー・ウッディ系の最高峰に上げられる逸品です。

ビターレモン・ピール、グレープフルーツ、アイスド・ミントなどが、チャーリー・パーカーの鬼気迫るエナジャイジング・インプロヴィゼーションを感じさせるトップから、コリアンダー、ワイルド・リード(野生の葦)、ルバーブ・リーフなどが、ビターでありながらスピリチュアルなコルトレーンのフィロソフィーを思わせるミドルへ。ラストはシダーウッド、アンバーグリス、バニラなどがマイルドで情感の深い、それでいてパワフルな佇まいを表現。